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awawa's report: 電子工作、その他趣味についての記録日記ブログです。
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ATmega48/88/168 データシート翻訳
19. USART0 粗訳完了
http://awawa.hariko.com/chira-ura/index.html

後回しにしていた19. USART0を完了しました。
今までで一番長い章で、結構時間がかかりましたが、内容は比較的ストレートなAVRのUSART解説なので、技術的には、それほど難解な場所はありません。むしろ、USARTの構造や動作を勉強するのに役立つのではないかと思います。(自分にとって、勉強になりました)

なかなか秀逸な解説は、「クロック・リカバリ」、「データ・リカバリ」の部分で、非同期通信の基本動作を理解することができます。
  • ボーレート・クロックに多少の誤差があっても、正しく受信できる仕組み
  • どこまでの誤差が許容されるか、の予測と設計
  • 倍速モードのメリットとデメリット
などを正しく理解しておくと、USARTを使った非同期通信の設計で迷うことが一つ減るような気がします。14.7456MHzという値のクリスタルなどを使う理由とか。

今回、翻訳を進めながら、同時にSPI、USARTの実験をしていたのですが、やはり動くものがそばにあると理解が深まります。別の機会にかけたら、と思います。

さて、次回は中盤の山TWIにとりかかります。
これも色々と勉強になることが多いことを期待しています。

英語の話、というかメモ:
  • "clock/data recovery"
"recovery"を「リカバリ」とするか、「復元」とするか迷いました。「クロック・リカバリ」は比較的ハード用語として定着しているように思いますが、「データ・リカバリ」と書くと、どちらかというとハードディスクやOSの復旧のことのようなイメージがありました。
今回は、結局、「リカバリ」で統一。
  • "metastable"
直訳すると「準安定状態」。化学では頻出用語で、反応進行中の途中状態を表しますが、USARTの場合、"metastable"状態と"stable"状態とが交互に現れる、というニュアンスを出しているのでしょうか。めんどくさいので「不安定な状態」とだけ。

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