awawa's report: 電子工作、その他趣味についての記録日記ブログです。
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17章 タイマー/カウンター2 粗訳完了
http://awawa.hariko.com/chira-ura/index.html
Timer/Counter2 翻訳中に気づいたこと
基本的に、タイマー0と同じ機能で、非同期クロック動作について、より専門化させた構造。
タイマー0とタイマー2の機能の主な相違点:
タイマー0とタイマー2のデータシートの記載の相違点:
http://awawa.hariko.com/chira-ura/index.html
Timer/Counter2 翻訳中に気づいたこと
基本的に、タイマー0と同じ機能で、非同期クロック動作について、より専門化させた構造。
タイマー0とタイマー2の機能の主な相違点:
- 非同期動作
- 専用プリスケーラ
- 独立のクリスタル発振回路、32.768kHzに特化
- プリスケーラの値設定が細かい。タイマー0、タイマー1とは独立。
タイマー0、1では: 1, 8, 64, 256, 1024
タイマー2では: 1, 8, 32, 64, 128, 1024
タイマー2では: 1, 8, 32, 64, 128, 1024
タイマー0とタイマー2のデータシートの記載の相違点:
- OCnxビットにかんする記述(17.6)
タイマー0ではシステム・リセット時にゼロになる、とかかれていたが、タイマー2では消えている。
- TIFR2レジスタの説明中、TOV2ビットについての記載
タイマー0で相当するオーバーフロー・フラグTOV0には無い記載:
In PWM mode, this bit is set when Timer/Counter2 changes counting direction at 0x00.
In PWM mode, this bit is set when Timer/Counter2 changes counting direction at 0x00.
「PWMモードにおいて、0x00でカウント方向を変える際にオーバーフロー・フラグがセットされる」というのがタイマー2だけの記述になっているけど、よく読むと、タイマー0では書き忘れたっぽい。
「PWMモードでカウント方向を変える」ということは、位相補正(Phase correct)PWMモードのこと。「高速PWM(fast PWM)」モードの場合は、カウンタがBOTTOM(0x00)をヒットするのはTOP値(比較一致か固定値0xFF)の直後のクリアだから、BOTTOM(0x00)で割込みを発生させるのはOCRA割込みと別々に使う必要性が少なさそうだが、位相補正モードの場合はTOP/BOTTOM双方で割込み発生させるのは使い道がありそう。このBOTTOMでのオーバーフローの挙動は、「動作モード」の方の説明では、タイマー0/タイマー2ともに、ちゃんと記述されているので、「タイマー0では、レジスタの説明に書き忘れた」が正解っぽい。
その他、タイミングダイアグラムの記述がなんかおかしい。特にタイマー0とタイマー2で書いてある状況に大きな差がある。要は、OCRnAとの一致でクリアするか、しないか、の違いだけなのだが、注意して読む必要がありそうです。PR
16章 プリスケーラ 粗訳完了
http://awawa.hariko.com/chira-ura/index.html
短いのでサクッと完了。
この章、原文の節番号が変で、いきなり、16.0.1 とかで始まる。
自動でセクション番号つけるモードにしていて、なんか編集まちがっちゃったような感じ。
あわてて作った章なんですかね。
さて、タイマー0とタイマー1の共通モジュール「プリスケーラ」。
これをみると、二つのタイマーのコントロールレジスタのCSビット(分周比選択)がおなじ配列になっているのが納得できます。タイマー2だけ違うのは、別モジュールのクロック選択回路だからなんだな、きっと。
共通にしてしまったのは、回路の節約のため?それで細かい精度上の制限が出来てしまっていて、ちょっともったいないように思う。(両タイマーでプリスケーラ使っていると、タイマー0のプリスケーラだけリセットできない、とか)
おもしろいのは、全体コントロールレジスタのTSMビット。プリスケーラ側で強制的にクロックを止めてしまう。これで、タイマー0とタイマー1(さらには、おそらくタイマー2も)をヨーイ、ドンでスタートさせることができるわけですね。
いよいよ、最後のタイマーモジュール、タイマー/カウンター2へとつづく。
http://awawa.hariko.com/chira-ura/index.html
短いのでサクッと完了。
この章、原文の節番号が変で、いきなり、16.0.1 とかで始まる。
自動でセクション番号つけるモードにしていて、なんか編集まちがっちゃったような感じ。
あわてて作った章なんですかね。
さて、タイマー0とタイマー1の共通モジュール「プリスケーラ」。
これをみると、二つのタイマーのコントロールレジスタのCSビット(分周比選択)がおなじ配列になっているのが納得できます。タイマー2だけ違うのは、別モジュールのクロック選択回路だからなんだな、きっと。
共通にしてしまったのは、回路の節約のため?それで細かい精度上の制限が出来てしまっていて、ちょっともったいないように思う。(両タイマーでプリスケーラ使っていると、タイマー0のプリスケーラだけリセットできない、とか)
おもしろいのは、全体コントロールレジスタのTSMビット。プリスケーラ側で強制的にクロックを止めてしまう。これで、タイマー0とタイマー1(さらには、おそらくタイマー2も)をヨーイ、ドンでスタートさせることができるわけですね。
いよいよ、最後のタイマーモジュール、タイマー/カウンター2へとつづく。
15章 タイマー/カウンター1 粗訳完了
http://awawa.hariko.com/chira-ura/index.html
翻訳を始めたころに粗訳完了させた14章 タイマー/カウンター0と共通の記述が多いけれど、以前に書いたものを読み返すと、やはり日本語がこなれていないのでいろいろ直すことにした。あとで、14章の方を手直しする必要があるけど、質は上げるためには、しょうがない。
読んだだけの感触で、タイマー0とタイマー1の違いをまとめると、
歴史的には古い方であるはずのタイマー0とくらべると、いろいろ細かい記述が異なっている。特に、TOP、BOTTOM、MAXという用語の微妙な扱いの違いがタイマー1の方が厳密になっているように思う。これも推敲のときに比べてみよう。
http://awawa.hariko.com/chira-ura/index.html
翻訳を始めたころに粗訳完了させた14章 タイマー/カウンター0と共通の記述が多いけれど、以前に書いたものを読み返すと、やはり日本語がこなれていないのでいろいろ直すことにした。あとで、14章の方を手直しする必要があるけど、質は上げるためには、しょうがない。
読んだだけの感触で、タイマー0とタイマー1の違いをまとめると、
- 8ビット(タイマー0)と16ビット(タイマー1)
- インプット・キャプチャがあるタイマー1
- おなじく、アナログ・コンパレータからトリガできるタイマー1
- 位相補正PWMモードの、比較レジスタ更新の動作がちょっと違う
- TOPで更新する位相補正(Phase correct)モードに加えて、BOTTOMで更新する位相周波数補正(Phase frequency correct)モードがあるタイマー1
歴史的には古い方であるはずのタイマー0とくらべると、いろいろ細かい記述が異なっている。特に、TOP、BOTTOM、MAXという用語の微妙な扱いの違いがタイマー1の方が厳密になっているように思う。これも推敲のときに比べてみよう。
7月になって翻訳のペースがだいぶ上がってきた。
原文英語で"pin"となっている部分の訳語だが、読みやすい日本語になるように、pinそのものではなく、そこにある信号や値、接続されている回路などが重要な場合は「端子」、寸法や物理的位置など具体的な物体を意味する場合は「ピン」とするのがいいと思った。
同じ一つの英語でも、日本語を使い分けなければならない場合があるわけだ。
でも、こういうのを定義として決めても、どちらともとれる(あるいは、とれない)「境界例」みたいなのがでてきそうな気がする。
それはそれとして、自分もなれてしまっているので良く使うが、"physical"を「物理」とか最初に訳したのは、なんかあやしくさい日本語ではないですかね。物理アドレスとか。ニュアンスとしては、「実体」に近いはずだ。チップや回路に「肉体」ってのも変だしね。
今日見つけた誤記くさいもの:
「タイマー/カウンター1 インプット・キャプチャ・ユニット」あたり
原文:
When a change of the logic level (an event) occurs on the Input Capture pin (ICP1), alternatively
on the Analog Comparator output (ACO), and this change confirms to the setting of the edge
detector, a capture will be triggered.
confirm -> conform
でないと意味通らないよね。辞書にconfirmの自動詞は無い。
こういうの見つけるとなんかうれしい。きっと、自分ではテクニカルライティングができないところからくる、ちょっとしたコンプレックスだなw。
原文英語で"pin"となっている部分の訳語だが、読みやすい日本語になるように、pinそのものではなく、そこにある信号や値、接続されている回路などが重要な場合は「端子」、寸法や物理的位置など具体的な物体を意味する場合は「ピン」とするのがいいと思った。
同じ一つの英語でも、日本語を使い分けなければならない場合があるわけだ。
でも、こういうのを定義として決めても、どちらともとれる(あるいは、とれない)「境界例」みたいなのがでてきそうな気がする。
それはそれとして、自分もなれてしまっているので良く使うが、"physical"を「物理」とか最初に訳したのは、なんかあやしくさい日本語ではないですかね。物理アドレスとか。ニュアンスとしては、「実体」に近いはずだ。チップや回路に「肉体」ってのも変だしね。
今日見つけた誤記くさいもの:
「タイマー/カウンター1 インプット・キャプチャ・ユニット」あたり
原文:
When a change of the logic level (an event) occurs on the Input Capture pin (ICP1), alternatively
on the Analog Comparator output (ACO), and this change confirms to the setting of the edge
detector, a capture will be triggered.
confirm -> conform
でないと意味通らないよね。辞書にconfirmの自動詞は無い。
こういうの見つけるとなんかうれしい。きっと、自分ではテクニカルライティングができないところからくる、ちょっとしたコンプレックスだなw。
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